you are special
2006年 06月 27日
コメントへの返答もかねて俺の好きな絵本を紹介するよ。 http://www.wlpm.or.jp/forest/yas/taisetsuna_02.html うまくかけないからもし本物の話をよみたかったらここに行ってください。
「たいせつなきみ」
ここは、エリがつくった木彫りの小人、ウイミック達が暮らす村です。 その村では、みんながみんな一つの事に夢中になっていました。 駄目な人には真っ黒な駄目駄目シールを、かっこよかったり、すごいことをした人には、きらきら光るお星様シールをお互いはりあうのです。 こんな会話が聞こえてきます。 「あっ、あの人かっこいいわ! 星シールつけましょう。」 「すごいなぁ、あんなにお金もってる。もちろん星シールだ!」 体中に星シールをつけてえらそうにずでずで歩いてる人がいます。人がたくさんいるところしか通ろうとしません。 あれっ? あそこにうずくまってる、真っ黒なかたまりはだれかな? あぁ、パンチネロか... 彼はいろんな人がつけっていった駄目駄目シールでいっぱいでした。 「なんだこいつ、気持ち悪い顔だな。駄目駄目しーる!」 「うわっ、こいつくっせー。」 「もごもごしゃべってて何言ってるかわかんねぇよ。」 「お前なんていてもいなくても一緒だよ!うせろ。」 そんな言葉を残して人々は駄目駄目シールをはっていき、そしてまた星シールを手に入れようと着飾ります。そう、そんな毎日なのです。 パンチネロ「あぁ、駄目駄目シールでいっぱいだ。 なんで僕は生きてるのかな?僕なんてみんなにとってゴミみたいなもんじゃんか。」彼はとぼとぼいつものように、一人で歩いていました。暗く、そして小さく。なるべく人にみられないように。 と、そこになんだか見慣れない女の子が座っているのにでくわしました。パンチネロは顔を伏せながらちらっと彼女をみました。なにかが普通のウイミックと違います。 そうです。彼女にはシールが一つもついていないのです。 パンチネロ(なんだこの子は、シールがついてないのなんて初めてみたや。) そこに二人のウイミックがやってきて彼女に話しかけました。 A 「シールが一枚もついてないなんてだっさーい。駄目駄目シールつけちゃえ!」 ところがシールは肌に触れただけでくっつきません。B「駄目駄目シールがくっつかないなんてすごーい、星シールをつけてあげるわ!」 それも同じようにくっつきませんでした。「へーんなの!」 その二人は怪訝そうな顔をしてそこを去っていきました。 パンチネロは驚いてボーっとしてしまいました。 不思議な女の子「こんにちわ、わたしはルーシー。あなたたくさん駄目シールつけられたわね。」 パン「なんで君にはシールがくっつかないんだい?」 ルーシー「エリにいつも会ってるからよ。あんたも今から一緒にいかない?」 パン「エリってあの巨人のことだな?あんなこわいとこいきたくないよ。」 ルーシー「こわくなんかないわ。行きましょう?」 パン「うそだい!いくもんか。」 パンチネロは走り出してしまいました。 同じように何日かが過ぎ去りました。しかしパンチネロはどうしてもルーシーの言ったことが忘れられませんでした。 そしていろんな人がパンチネロにつけていった駄目駄目シールの一つ一つが彼の心をぼろぼろにしてしまっていました。 彼は心にきめました。(エリっていう巨人の家にいってみよう。シールを張り合うなんてやっぱりおかしいよ。) 彼の家にはでっかい木彫り道具がみえます。 パンチネロはこっそりその家にはいりこみました。 その家のなかはなにもかもがでっかくパンチネロはおびえてしまいました。 (やっぱりこなきゃよかった。ばらばらにされちゃうまえにうちにかえろう。) そうやって家を出ようとしたときです。 「そこにいるのはパンチネロじゃないか?な?そうだろう。」 「う、うん。なんで僕の名前を知っているの?」パンチネロは恐る恐る答えました。 エリ「やっぱりパンチネロなんだな。お前の名前を忘れるわけがないだろう。ずっとお前がここに来てくれるのをわたしはまっていたんだよ。」 パン「なんでこんな僕なんかをまっていたの?こんなに駄目シールばかりなのに...。」 エリ「ずいぶんたくさんつけられたんだね。もちろん待っているさ。お前を作ったのはこのわたしなんだから。お前は私にとって特別なんだよ。」 パン「えっ??」 エリ「お前は私の大切なパンチネロだよ。」 パン「こんなかっこわるくて、駄目駄目なのに?」 エリ「だれがお前を駄目だと言ったんだ?わたしじゃないだろう? お前を作った私がお前を特別だと言ってるんだよ。そんなパンチネロだからたいせつなんだよ。」 パン「本当?」 エリ「本当さ。またここにきてくれるね?」 パンチネロはエリの家を離れながら考えました。(あれは本当だぞ。) その時です。彼の背中についた駄目駄目シールが一枚はがれ落ちました。 おわり
俺はよく星シールを欲しがっちゃう。駄目シールがはられるとへこんでしまう。 一人のパンチネロとして、エリのところにいきたいと思う。そしてどこかにパンチネロがいるのなら一緒に行こう。きっとシールが少しずつはがれ始めるから。
「私の目にはあなたは高価で尊い。 私はあなたを愛している。」イザヤ書
さぁ、何人ここまで読んでくれたかな? ありがとう。
「たいせつなきみ」
ここは、エリがつくった木彫りの小人、ウイミック達が暮らす村です。 その村では、みんながみんな一つの事に夢中になっていました。 駄目な人には真っ黒な駄目駄目シールを、かっこよかったり、すごいことをした人には、きらきら光るお星様シールをお互いはりあうのです。 こんな会話が聞こえてきます。 「あっ、あの人かっこいいわ! 星シールつけましょう。」 「すごいなぁ、あんなにお金もってる。もちろん星シールだ!」 体中に星シールをつけてえらそうにずでずで歩いてる人がいます。人がたくさんいるところしか通ろうとしません。 あれっ? あそこにうずくまってる、真っ黒なかたまりはだれかな? あぁ、パンチネロか... 彼はいろんな人がつけっていった駄目駄目シールでいっぱいでした。 「なんだこいつ、気持ち悪い顔だな。駄目駄目しーる!」 「うわっ、こいつくっせー。」 「もごもごしゃべってて何言ってるかわかんねぇよ。」 「お前なんていてもいなくても一緒だよ!うせろ。」 そんな言葉を残して人々は駄目駄目シールをはっていき、そしてまた星シールを手に入れようと着飾ります。そう、そんな毎日なのです。 パンチネロ「あぁ、駄目駄目シールでいっぱいだ。 なんで僕は生きてるのかな?僕なんてみんなにとってゴミみたいなもんじゃんか。」彼はとぼとぼいつものように、一人で歩いていました。暗く、そして小さく。なるべく人にみられないように。 と、そこになんだか見慣れない女の子が座っているのにでくわしました。パンチネロは顔を伏せながらちらっと彼女をみました。なにかが普通のウイミックと違います。 そうです。彼女にはシールが一つもついていないのです。 パンチネロ(なんだこの子は、シールがついてないのなんて初めてみたや。) そこに二人のウイミックがやってきて彼女に話しかけました。 A 「シールが一枚もついてないなんてだっさーい。駄目駄目シールつけちゃえ!」 ところがシールは肌に触れただけでくっつきません。B「駄目駄目シールがくっつかないなんてすごーい、星シールをつけてあげるわ!」 それも同じようにくっつきませんでした。「へーんなの!」 その二人は怪訝そうな顔をしてそこを去っていきました。 パンチネロは驚いてボーっとしてしまいました。 不思議な女の子「こんにちわ、わたしはルーシー。あなたたくさん駄目シールつけられたわね。」 パン「なんで君にはシールがくっつかないんだい?」 ルーシー「エリにいつも会ってるからよ。あんたも今から一緒にいかない?」 パン「エリってあの巨人のことだな?あんなこわいとこいきたくないよ。」 ルーシー「こわくなんかないわ。行きましょう?」 パン「うそだい!いくもんか。」 パンチネロは走り出してしまいました。 同じように何日かが過ぎ去りました。しかしパンチネロはどうしてもルーシーの言ったことが忘れられませんでした。 そしていろんな人がパンチネロにつけていった駄目駄目シールの一つ一つが彼の心をぼろぼろにしてしまっていました。 彼は心にきめました。(エリっていう巨人の家にいってみよう。シールを張り合うなんてやっぱりおかしいよ。) 彼の家にはでっかい木彫り道具がみえます。 パンチネロはこっそりその家にはいりこみました。 その家のなかはなにもかもがでっかくパンチネロはおびえてしまいました。 (やっぱりこなきゃよかった。ばらばらにされちゃうまえにうちにかえろう。) そうやって家を出ようとしたときです。 「そこにいるのはパンチネロじゃないか?な?そうだろう。」 「う、うん。なんで僕の名前を知っているの?」パンチネロは恐る恐る答えました。 エリ「やっぱりパンチネロなんだな。お前の名前を忘れるわけがないだろう。ずっとお前がここに来てくれるのをわたしはまっていたんだよ。」 パン「なんでこんな僕なんかをまっていたの?こんなに駄目シールばかりなのに...。」 エリ「ずいぶんたくさんつけられたんだね。もちろん待っているさ。お前を作ったのはこのわたしなんだから。お前は私にとって特別なんだよ。」 パン「えっ??」 エリ「お前は私の大切なパンチネロだよ。」 パン「こんなかっこわるくて、駄目駄目なのに?」 エリ「だれがお前を駄目だと言ったんだ?わたしじゃないだろう? お前を作った私がお前を特別だと言ってるんだよ。そんなパンチネロだからたいせつなんだよ。」 パン「本当?」 エリ「本当さ。またここにきてくれるね?」 パンチネロはエリの家を離れながら考えました。(あれは本当だぞ。) その時です。彼の背中についた駄目駄目シールが一枚はがれ落ちました。 おわり
俺はよく星シールを欲しがっちゃう。駄目シールがはられるとへこんでしまう。 一人のパンチネロとして、エリのところにいきたいと思う。そしてどこかにパンチネロがいるのなら一緒に行こう。きっとシールが少しずつはがれ始めるから。
「私の目にはあなたは高価で尊い。 私はあなたを愛している。」イザヤ書
さぁ、何人ここまで読んでくれたかな? ありがとう。
by yfa15904
| 2006-06-27 14:49
| たいせつなきみ